ひきこもり経験者の日記連載『すぐそこにあること』

ひきこもり経験者のブログ「すぐそこにあること」

連載No11「過去からの解放」2014年11月1日

もしあのとき、もっと勉強しておけば志望校に入れたのかな。もしあのとき、せっかく転校したのだから中学校に行っておけば恋愛経験ゼロなんてことなかったのかな。もしあのとき、受験勉強ばっかしないで一つくらいバイトでもしておけば職歴ゼロで悩むこともなかったのかな。とあれこれ考えてもどうしようもないことを考えます。
 

 過去に囚われてばかりの人生だったのですがアドラー心理学『嫌われる勇気』という本に出会い新しい考え方が持てた。その本には過去に原因があり今の自分があるのではなく、今の目的があってコンプレックス等を自ら作り出していると書いてあった。僕は救われたような気がした。具体的には、冒頭に書いたようにもしもあの時・・・とよく考えていた。この本に従えば、僕が様々な事が出来ない“言い訳”として、過去にしがみついていることになる。そんなふうに考えていた自分に気が付かなかったし、あの時違った選択肢をとっていれば、凡庸な人生じゃなく著名人のような人生だったのに!って思えるし、また暗に言ってることになる。すなわち自分を誇示したいって言う目的は達成してるのでしょう。おそらくね。なので、自らが作ったコンプレックスなら、自らが消せる。つまり過去から解放されこれからを生きていける。実際行動に移してみようと夜型生活から朝起床してみたのだが見事に三日坊主おまけに調子が悪くなってしまった()けど、新しい視点・考え方を持てたことは事実で、ずいぶん気の持ちようというか、これからの生活が楽になるような気がする。