ひきこもり経験者の日記連載『すぐそこにあること』

ひきこもり経験者のブログ「すぐそこにあること」

2017-01-01から1年間の記事一覧

連載・No47  「不登校・ひきこもりと自意識」2017年12月1日

〇大きな意味を持つ1冊 「人からどう思われているのか」皆さん気になりませんか。 僕はコンビニの会計、ガソリンスタンドでのやりとり、町を歩いていて他人と目があったとき、地元のコミュニティーに参加したとき、どう見られているのかということがすごく気…

連載No46「[居場所が作る休めない雰囲気とは」 2017年11月1日

〇未だ消えぬ後悔 「アンガージュマンのような居場所があればよかった」これが僕の口癖だ。僕が不登校だったのはおおよそ24年前。当時は現在のように不登校生徒の居場所が少ない(ほとんどない)時代だった。 僕がこども若者応援団に所属し、最初に話した…

連載No45 「様々な支援機関を利用して~人とのつながりを増やした結果~」 2017年9月1日

〇多様な支援 今月は今まで受けてきた支援について書いていこうと思う。 最初に尋ねた支援機関は「よこはま若者サポートステーション」(以下サポステ)だった。まだまだ人との繋がりもなく、体調の悪化とともに外出が難しくなり将来不安が高まったので親に…

連載No44「全ての親へのメッセージ」 2017年8月1日

〇ひきこもり親向けの講演会にて 6月24日リロード理事長武藤さんのお招きでひきこもりの親の会にて講演をしてきた。 僕は5月もKHJ(全国ひきこもり家族会連合会)横浜支部にて1度話しをしたからその経験を活かし、ひきこもり当事者の親はどういう対応をした…

連載No43 書くこと、話すことは迷惑行為?~冊子の販売講演を通して感じたこと~2017年7月1日

〇罪悪感に満ち溢れた行為 このエッセイをまとめた冊子を三浦半島市民サミットで販売した。その1週間後、前号に書いたように講演会にださせてもらったのでそこでも販売した。さらにタウンニュースに取り上げて頂いたこともあり、地域の人たちにも手に取って…

連載No42 すべての子どもに生きる喜びを~講演会で話した経験にて~

〇干渉してしまう親 先日、友人の紹介でひきこもりの親の会で講演をしてきた。 僕の不登校に至る経緯、高校進学、大学受験、そしてひきこもり体験を紹介した。 質疑応答の時間にて、親はどうしても、子どもを干渉してしまうということだった。具体的には、子…

連載No40 両親への想い~『ありがとう』~を聴いて

〇半年間における心境の変化 このエッセイをまとめた冊子の改訂版作成にあたり改めて「すぐそこにあること」バックナンバーを読んでいた。以前、「最高だ!と思った家庭環境?」に「家庭では僕の思うようになるけど、外ではそうはいかない。」と書いていた。…

連載No39やめようと思った決断~36歳になって考えたこと~

〇14年間の試行錯誤による結果 出来る事はやってみる。これは今年の目標だ。 そのわけはひきこもりから少しずつ脱却しつつあるけれど、14年前からひきこもり状態になり今日まで試行錯誤した結果、まだまだ世の中の人と同じように行動するだけのエネルギ…

連載No38僕なりに頑張った結果~病院のカウンセラーと面談して~

〇「体調不良改善の期待感」 最近体調がすぐれないので何か行動をしようと思い、僕と同じ精神疾患をもった友人に感化され病院内のカウンセラーとの面談に活路を見いだした。地域にあるNPOや障がい者の施設での面談は毎月通っているものの、そういう場では精…