ひきこもり経験者の日記連載『すぐそこにあること』

ひきこもり経験者のブログ「すぐそこにあること」

連載No1「ひきこもり生活を振り返って」2014年1月1日

昨年は応援団会議に始まり講演会でのあいさつ、通信で書かせてもらったこと。プライベートではネットを通じて様々な人々との関わりなど、多くの人々との交流から満足感があった1年であった。しかし、多くの人との交流はときには衝突を生み、ときには自己嫌悪に陥ることも多々あった。約10年間ひきこもっていた僕にはこんなに充実した日々を送っていたら、(それが偶然であったことから)今年は負の年になるのではないかと考えてしまう。また関わりを持つことは他者との比較にも陥り、あの人は僕より若いのに普通に働いているなと思い、今現在全く働いていないことから将来不安に陥るということもあった。今年もさらなる飛躍した年を送りたい。しかし、経験不足のせいかもしくは精神疾患のせいか弱気に陥ることが多く、周囲の期待?に応えられるのか、また父親がいよいよ年金生活を迎える日も近く金銭面での不安、約10年のブランクから乗り越えられるのか、など、どーしても家に長くいるとこんな考えても結論が出ないことばかりが頭のなかを駆け巡る。実際行動した方が早いし、出来ることからやっていくしかないとわかっていてもマイナス思考は歯止めがきかない。   



 ただ1ついいことは現在の日々の活動が概ね楽しい、いやかなり楽しいといってもいいのかもしれない。ここにおそらくひきこもり生活から抜け出す(必要があるのかわからないが)コツのようなものがあると思う。やっぱり楽しくないと持続・継続はない。無理したところで持病の精神疾患が悪化するのは目に見えているのだし。まーこんな感じで1月には33歳になる僕ですが不安と葛藤を抱えながらも、なんとかなると思うしかないのでこんなペースで今年も充実した年になればと思っている。