ひきこもり経験者の日記連載『すぐそこにあること』

ひきこもり経験者のブログ「すぐそこにあること」

連載No2「ひきこもりと恋愛について」2014年2月1日

昨年のクリスマスも恋人がいない寂しー日々を送った。最近ネットである程度交流を深めオフ会に参加しない?との声もあったが、もちろん断った。なぜならひきこもり&精神疾患を抱えてる僕はまず軽度のパニック障だからバスに乗れない。電車にも乗れない。さらに嘔吐恐怖だから外食もできない。こんな僕だからオフ会なんて120%無理。またその先に待ってるのかもしれない出会いを求めるなんて不可能だ。


33年も恋人がいないなんて絶望それは死を意識させるほどの苦悩である。また、4歳も離れた弟が恋人を家につれてきた日は6年以上も前なのに怒りと嫉妬を入り混じった感情を克明に覚えてる。これはほんとに切実な問題であると思う。

 さらに、昨年の9月講演で話をした岡本さんも冊子1号の冒頭にひきこもりと恋愛について書いておりひどく共感した。僕も、もちろん就労も重要だと思うけどそれ以上に10代20代の主な関心事は恋愛中心だと思うのでこの問題、つまりひきこもりと呼ばれる人々の男女の出会いはどうやって生まれるのか。それはもちろん各々の個人的問題であり、同時に社会問題であると思う。
 

 今、僕は就労に向けて多くの場で相談に乗ってもらってる。しかし、ひきこもりの人々の恋愛相談を専門にしてる機関は僕の知る限り無いし、この手の問題は照れくささも手伝って誰に相談したらいいのか全く分からない。しかも、相談したところでひきもこってる限り解決策もなさそーだし。でも現在のネット環境では外に出なくても交流のツールは多くそのツールを使って出会いの場を作ることは非現実でじゃないはず。深刻な問題であると同時に逆手に取れば好きな人が出来ればそれはものすごいエネルギーになり、たちまち社会参加できるのかなぁと思う。こう書いて無責任だがこれを読んでもらってる誰か恋愛相談所の立ち上げお願いします。と思うのは僕だけじゃないはず。