インターネットはひきこもりを救うのか?
皆さん、スマートフォンを持っているだろうか。
現在スマートフォンの普及率はおおよそ8割以上だそうだ。
ひきこもりや障がい者などのマイノリティの人たちが多くの人達と同じように努力をしたら、同じようなリターンを得られるという事が重要視されている中で、意識・制度改革も必要であろう。
一方で、近年のテクノロジーの進化はそれを補ってくれる重要なデバイス(装置)である。
もし、インターネットがなければ僕は今でも、大学はもちろん、人と関わることも苦手なままであろう。
しかし、世間のインターネットの見方はどうだろうか、スマートフォンがあるからひきこもる、歩きスマホで事故を起こす、若者が自分で考えずスマホですぐ検索し答えをだしてしまう。
そういったネガティブな要素を指摘する人達も少なくないのではないか。
そういったネガティブな印象に僕自身も悩んだ時期があった。
もし、インターネットがなければ、外に出て人に会うという選択肢しかなく、同様に外に出て買い物するしかなく、そういうモチベーションによってひきこもりを脱することができたのかもしれない。
しかし、今では違う見方をしている。
インターネットは中間的な役割を果たしており、外出が出来なくても、コミュニケーションができるから、外出しても人と関わりやすくなるし、自宅でも買い物ができるから、現物を見てみたいというモチベーションになる。
○起業した中学生
もはや小学生がスマートフォンを持っている時代。
小学生がこうした有益な情報を入手できる時代だからこそ、主体的に情報を取得すればあっという間に大人顔負けの知識人になれるだろう。
最近、SNSを見ると、起業した中学生やブログでサラリーマンと同額以上に稼いでいる人たちを多数、見る。
ひきこもり問題といわれる中で新卒一括採用にこぼれた人も、こうしたインターネットのマーケットに参入できるチャンスも増えていく。
もちろん、不安定であり、一部の人の限定的な活動かもしれない。
しかし、現在通信規格は4Gと呼ばれる段階。2020年に次世代通信の5Gと呼ばれる時代が来るらしい。
そういった進化の中でますます過去のキャリアや働く場所を選ぶ必要がなくなっていくだろう。
制度改革も必要だがテクノロジーの進化は、マイノリティの人たちを救うのかもしれない。
最先端のテクノロジーによって自宅で寝たまま、ロボットを操りカフェで仕事ができる。そんな世の中なのだ。
さらに、AI(人工知能)の進化で半数の人たちが労働市場から撤退を余儀なくされるかもしれない。
そうなれば無職の人たちが増え、世の中の大部分がひきこもり状態と同義になるだろう(ヒューマンスタジオ代表丸山康彦氏による指摘)。