ひきこもり経験者の日記連載『すぐそこにあること』

ひきこもり経験者のブログ「すぐそこにあること」

人生で1番幸せだった瞬間

しんますくんの家の方に行くよ!

時は平日の夜。


逗子30Sプロジェクト、夜回りランニング パトロール

みんなでおしゃべりしながらランニングして、パトロールする取り組み。

長年マイノリティとして生きてきた人間として、

フラットに時に気を使いながら接してくれる優しい優しい大好きなコミニュティ通称「さんじゅーず」


しかし、私は、走るのも、歩くのも苦手


それを、知ってくれた大好きな友人Tさん、

それが、冒頭発信「しんますくん家にみんなで行くよ!」


そう言ってくれた。


心から嬉しいかった。


ピンポントで参加したり、見送りだけ参加したりしたけど、やっぱりみんなと共に行動したかった。


私の考えを見抜くかのような発言にとても嬉しくなった。


そして、私は愛用の原付で、先回りし、自宅方面に行った。

その10分後に、みんなが来てくれた。


8人位参加する人がいる中で私のためだけに、みんなが走ってくれたような気がした。

この話は1年以上前なんだけど、忘れられない。


参加者が、私が住んでる住宅街にある学校の歴史や、公園の不思議な現象など、笑顔で説明してくれた。


誰も、私のために走ってると言うような恩着せがましい雰囲気は無かった。


心から嬉しく思ったし、今でも、その道を歩くと思い出が鮮明に蘇る。

絶対に忘れられない記憶。


みんなと別れる時には、何度も「ありがとう」と言った。

それでも、みんなは「チュンチュン」と、謎の言葉を発し、帰って行った笑

私のために行動したというニュアンスも雰囲気もなかった。


後日報告に上がったFacebookを見ても、「それぞれが楽しんだ感想ばかりだった」

本当にありがとうって言いたい。

その時にメッセージを送ろうかと思っだけど何故か出来なかった。

でも、いつか絶対に書く事は決めていた。

その後も、「さんじゅーず」の人たちとはたまに出会ったり、イベントで会ったりして、それは、それは、私の日常を豊かにしてくれた。

Facebookで、みんなの活動を見る度に頑張ろうって思えるし、みんなの笑顔に幸せになれる。

昔、孤立して、行き場のない悲しみを抱えていた時、こんなに幸せな事もあるんだと教えてあげたかった。

未だに社会生活に支障がありながらも、仲間に恵まれ、友達に恵まれ、活動に恵まれ、本当に幸せだと思う。

39年生きてきて、絶対に忘れることの出来ない楽しかった思い出